お子さんの予防接種、あらゆる心配事に対応出来るよう力をいれております。
なんでもお聞きください
赤ちゃん・お子さんの予防接種、どんなことをするのか、何をどう予約すればいいのか、接種漏れがないのか、
出来ればワクチンのこと以外も相談したい、
気になることがいろいろありませんか。
ワクチンを打とうと思っているけど、
なんとなくの不安があったり、
スケジュールがとても分かりにくかったり、
ワクチン受診での待ち時間はないようにしたかったり、
初めての病院に緊張したり、
お子さんのワクチンについて、心配な点もありますよね。
ワクチンの、あらゆる心配をご相談ください。
当院院長は、こども病院勤務時代、免疫アレルギー科医(ワクチンは免疫に関係します!)として、小児科医、耳鼻科医など多くの医師から色々なワクチンの相談を受けてきました。
など
当院は、毎日予防接種専用時間を設け、尼崎市で有数に小児科ワクチンを接種しております。
妊婦・授乳婦を含む保護者の方や、その他の成人のワクチン接種も可能です。
また、当院院長は現在、尼崎市医師会の予防接種委員会 副委員長も務めています。
予防接種の、どんなお悩みもお答えいたしますので、お気軽にご相談ください。
一昔前より接種するワクチンが増え、複雑になってきておりますが、 ワクチン接種の帰宅時に、次のワクチンについて受付からしっかりご説明いたしますので、細かく把握しきらなくても大丈夫です。
2024年4月から初めてのワクチンを接種し始める(主に生後2か月ワクチン)お子さんを中心に、0歳からのワクチンスケジュールに少し変更があります。
ご自身のお子さんのことで迷う方は、母子手帳を持参頂ければお答えさせていただきます。(診療時間中に直接来院いただき受付にお声掛けいただければ、受診予約なくても可能です。一般診療時間でも可能ですが、ワクチン専用時間が、よりスムーズです)
ワクチンスケジュールはお悩みの方も多く、
母子手帳を持参いただければ、いつでも相談承ります。
標準的な接種以外に、生活に合わせて、標準から融通の利くワクチン接種の方法も多数あります。
尼崎以外に行く予定などがあれば、ご相談下さればお勧めや選択肢を提示いたします。
<<実際の一例>>
また、当院のWEB予約システムでワクチン接種のご予約をすすめていただき、お子さんのこれまでのワクチン接種歴を入力いただけば、今接種出来るワクチンの一覧が見られます。
ぜひご活用ください
注①:生後15週以降、24週までにロタワクチンの初回接種を開始出来るのは出生後からの経過などによるので、超えてしまった場合は個別にご相談下さい。
注②:1歳を超えるとB型肝炎は有料となり、BCGは基本的に接種推奨度(価値含む)が下がります。
注③:2歳を超えると1回目の麻疹風疹ワクチンは有料となります。
注④:3歳を超えると、水疱瘡ワクチンは1回目、2回目とも、接種出来なくなります(初回を、出来れば2歳9か月までに接種下さい)
注⑤:麻疹風疹ワクチン2回目は、年長さんの間(4月~3月)のみ無料という、変則的な接種タイミングとなります。3月だと、直前に熱を出して延期になってしまった場合に、無料でのワクチン接種が出来なくなることがありますので、お早めにご予約ください。
注⑥:7歳半までに日本脳炎3回目を終わらせるため、遅くとも7歳になる多少前から日本脳炎を接種する必要があります。
注⑦:日本脳炎ワクチンは、時々接種漏れの方がおられます。1歳ワクチンを超えると忘れてしまいがちですので、ご心配な方は母子手帳を持参し早めにご相談ください。
注⑧:忘れがちなワクチンです。同時接種可能ですので、12歳のうちに接種ください
接種漏れがご心配な方は、母子手帳を持参し、受付にご相談ください。受診時の待ち時間に、受付にご相談いただければお答えいたします。
接種タイミングの区切りが近い方は、受診を待たずお早めにご相談ください。ワクチンスケジュール相談のみで来院いただいて大丈夫です。
ワクチンはそれぞれ接種できる年齢や月齢が決まっています。
適切な時期に早めに接種することで赤ちゃんを感染症から守ることができます。
生後2か月になって接種できるワクチンは以下の5種類あります。
肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチン、4種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチン
(WEBで5種類一度に予約できるのはワクチン専用時間のみです。近い枠がWEBで開いていなければ、お電話で予約枠おとりしますので、電話予約ください。)
2か月でワクチンは可哀想、とお想いになられるかもしれませんが、全て早めに打つメリットがあります。
※ 2024年4月以降に初回ワクチン接種をされる方は、ヒブワクチンと4種混合ワクチンがセットになった5種混合ワクチンに変更となります。
2024年4月までに初回接種をされた方は、そのままヒブワクチンと4種混合ワクチンで行います。(順調なら1歳半頃に終了し、3歳以降のワクチンは全く変わりありません)
注射の本数が一つ減りますが、基本は同等の効果です。
ワクチンは基本的にメリットがデメリットを上回れば接種します。
生後2か月の予防接種は、数が多くなってしまいますが、上記のように全て意味がありますので、決して罪悪感などは持たずに接種いただければと思います。(小児科専門医、ワクチン医の立場としては、基本的に同時接種で、早めに免疫をつけていくことを推奨していますが、各家庭のお考えで、どうしても同時接種に抵抗がある場合や、メリットデメリットを十分に理解した上で特定のワクチンだけは特に接種相談したいなどのお考えがあれば、ご相談ください。)
お悩みの内容があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
~コラム~
院長自身の子供のワクチン接種
日本はワクチン後進国と長らく言われておりましたが、
ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタワクチンなど
徐々に世界標準同様定期接種となってきております。
院長自身の第一子のワクチン接種の際、
ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンもまだ定期接種無料化はしておりませんでしたが、
万一の細菌性髄膜炎などの予防はしておきたかったので、
子どもの体にとってはメリットの方が圧倒的に大きいと踏み、接種致しました。(その後、定期接種となりました。)
周囲のベテラン小児科医たちも、自分たちの子供が小さいころにこのワクチンがあったら迷わず打ったのになぁ、という方が多かったのも覚えております。
小児科医としての経験を積んだ今となっても、改めて同じ判断です☆
第二子の際も、少しの期間待てばB型肝炎ワクチンを無料で接種することが出来る、というタイミングでしたが、万一それまでの間にB型肝炎ウイルスをもらってしまっては後悔するので、1,2回目は有料で接種し、3回目はありがたく無料で接種させていただきました。
第一子はその時点ではB型肝炎が無料となる話はなかったので普通に有料接種しました。第二子はちょっと待てば無料というのはありがたいとは思いましたが、結果としては早めに接種することを優先いたしました。勿論これは状況によって異なり、全員に必須とする判断ではありませんが、当時の我が家の状態からは、第一子やその友達と触れ合う機会もあったり、いつの間にかもらうということがあり得ないとまでは言えなかったので、上記の結論に致しました。
少し待って無料で接種することも、間違いというわけではありません。
しかし、適切な時期に適切なワクチンを接種する、ということ自体は非常に重要で、
ご自身・ご家族の状況により接種タイミングの微調整することはありますので、
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
初めてのワクチン接種受診の際に、
\ 聞いてみたいことはありませんか? /
□ ブツブツが出てきた(顔、首、体、頭、おまた等)
□ 便秘で困っている
□ ゼロゼロゴロゴロしているときがある
□ 体重の増え方が気になる
□ ミルクを吐く
□ アザがある
□ おへその形が気になる
□ 目やにが多い、目が寄っている気がする
□ 頭がペタンとなっている、絶壁が気になる
□ 早めに皮膚ケア
□ 関節が固い気がする
□ 泣く時間が多い
□ 離乳食をどう進めればいいか分からない(4-5か月ワクチン時など)
□ アレルギーじゃないか心配。親がアレルギーだが、今から出来る事はないだろうか。
子育て中、気になること、色々ありますよね。
せっかくなので、ワクチンの際、いろいろお聞きください。
適切なアレルギー計画や、離乳食の進め方相談、
当院で解決出来そうにないものは、尼崎総合医療センター(小児科、小児外科、形成外科などなど)や小児眼科、小児整形外科、小児泌尿器科、小児歯科などを紹介することもあります。
他の予約の方もおられるので、無制限というわけにはいきませんが、ワクチン専用時間は比較的時間をとっておりますので、なるべく全部お答えしております。どうしても他の患者さんの待ち時間の問題で一度に全部お答え出来ないくらい多い場合も、看護師にお聞きいただき多くの項目には院長と同じお返事が出来るよう教育しておりますし、看護師でお答えできないものは、必ず医師に確認してお答えしております。
<<実際の一例>>
その他、便秘、おへそ、体重、ミルクを吐く、喉がゴロゴロする、アレルギーの心配、
あなたがお子さんで気になること、是非お聞きください。
定期の 予防接種の予約、予約の変更 及び キャンセル は下記のバナーから行います。
※ロタリックスのワクチン予約はWEBからは予約できませんので、ご希望の方はお電話(06-6415-8725)にてご予約ください
【同時接種をご希望の方】
下記「予防接種の予約」から、まず接種ご希望のワクチンを1つ選択し、予約日時まで設定してください。
1つのワクチンの接種予約が完了すると、同時接種できるワクチンが自動表示されますので、そちらで他のワクチンを選択して予約ができます。
但し、診療時間に予防接種をご希望の方は2種類までの予約となります。それ以上の同時接種をご希望の方は予防接種専用時間帯にてご予約をお願いします。
同時接種の予約が全て完了した後、さらにワクチンを追加される場合は、もしくは任意のワクチンを削除されたい場合は、一旦予約をキャンセルしていただき、再予約が必要です。
(同時接種ワクチンを1つ選択した状態)
(同時接種ワクチンを全て選択した状態)
予防接種の変更とは、予約日時の変更になります。
同時接種するワクチンの追加や削除は、一旦全てのワクチンの予約をキャンセルした後、再予約をお願いします。
尼崎市から予診票が配布されますので、事前に記入をお願いします。
来院時は問診票と母子手帳を持参してください。
最終の哺乳の時間は1時間前にしておくことをオススメします。
当日診察の上、ワクチンを接種いたします。
ワクチン接種後は、15分院内待機または近隣ですぐに戻ってこれる範囲でお過ごしいただきます(近隣薬局やフェスタ立花、すこやかプラザ、遊び場パルさんなど。関西スーパーさんでお買い物や、ミスタードーナツさんやマクドナルドさんでご褒美という方も多いようです)。
万一のアレルギー症状出現時も、院内薬剤や機器にて、速やかに治療致します。
(食物アレルギーなどで定期的に使用しますが、予防接種では、ほぼ使ったことはありません。成人のワクチン後の迷走神経反射で点滴を要したことがあります。)
帰宅前に、次のワクチンを分かるようにご説明します。
近い予約の場合は、ご予約いただいてお帰りいただけます。
次回が数年後の場合でも、必ずお伝えいたします。忘れにくくする工夫もお伝えいたします。
ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という菌により、細菌性髄膜炎、敗血症、肺炎などを95%以上減らすとされる予防接種です。
生後2か月、3か月、4か月頃と、1歳頃に接種することが標準的です。
このワクチンによって、インフルエンザ菌b型感染症による後遺症を残すお子さんが随分減りました。是非2か月になれば早めに接種ください。
熱が出たり腫れることはありますが、肺炎球菌ワクチンよりは少なく、メリットの方が圧倒的にデメリットを上回ると考えられます。
肺炎球菌という菌により、細菌性髄膜炎、敗血症、肺炎などを95%以上減らすとされる予防接種です。
生後2か月、3か月、4か月頃と、1歳頃に接種することが標準的です。
このワクチンによって、肺炎球菌感染症による後遺症を残すお子さんが随分減りました。是非2か月になれば早めに接種ください。
特に2回目以降の接種で、熱が出ることは比較的多い方のワクチンとはなりますが、メリットの方が圧倒的にデメリットを上回ると考えられます。
哺乳が出来ていなかったり、24時間熱が下がらなければ受診ください。
※ 2024年4月以降、肺炎球菌ワクチンはPCV13(プレベナー13)からPCV15(バクニュウバンス)に変更になりましたが、2024年10月からPCV20(プレベナー20)も定期接種できるようになります。
肺炎球菌に何種類もいますが、その中で比較的重症になりやすい15種類対応から20種類対応まで増えるということです。
ただし、すでに PCV15(バクニュバンス)を接種されてる方に関しては今後も、バクニュバンスを接種していただく必要があります。(それぞれメーカーが異なり、まだ互換性が確認されていないため。)
2024年8月以降に出生され、10月以降にワクチンを始めて接種される方については、PCV20(プレベナー20)が接種になります。
どちらを接種したらいいか分からないなどあれば、母子手帳をご持参頂ければ、当院で確認させていただきます。
※ 成人用肺炎球菌ワクチンは別のものとなります。対象者は当院で接種可能ですが、お子さんが接種することはありません。
ジフテリア菌が喉や鼻などにはいって、心筋炎やのどが腫れて息ができなくなり窒息死することもあるため予防します。
百日咳は軽いかぜ症状から始まり、2~3ヵ月も咳がつづくきます。生後3ヵ月未満にかかると無呼吸など重くなることがあるためワクチンで予防します。
ポリオはかかると手足に麻痺が残ることもある病気です。現在、ポリオワクチンのおかげで、国内のポリオ感染の国内患者はゼロになっています。昔よりも、小児まひのお子さんが非常に少なくなったのはこのワクチンのおかげで、メリットは非常に大きいです。
破傷風菌は土の中にいる菌で、傷口から感染して起こる病気です。かかると菌が出す毒素によって脳の障害を引き起こす怖い病気のため、土遊びなどが開始される前にワクチンで予防します。お子さんはどうしてもケガをすることはありますが、破傷風菌の心配がいらない状態にしておきましょう。
上記4種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)にヒブワクチン(インフルエンザ菌b型)の効果を1本で得られます。
2024年4月以降に初回ワクチン接種をされた方が対象です。
B型肝炎ウイルスというのは誰が持っているかわかりませんが、友達に引っ掛かれただけでうつることもあり、その何十年後に肝硬変や肝硬癌を引き起こすことがあります。ワクチンでかなり予防出来ます。
また、熱・腫れなどワクチンである程度認める副作用も、極めて少ない方のワクチンとなります。
生後2か月、3か月と、6か月後半~7か月頃に接種することが標準的です。
B型肝炎ワクチン1回目と3回目では139日空けないといけませんので、5か月のワクチン時などに、必ず日付をお伝えしております。無料接種は1歳までですので、注意していきましょう。
※一部、お母さんの妊娠中の検査結果によっては、B型肝炎ワクチンスケジュールが変更となります。生後早期と1か月検診時にB型肝炎ワクチン①,②を接種し、生後6か月で保険診療でB型肝炎ワクチン③を接種することがあります。
当院で対応可能ですので、ご相談ください。
ロタウイルス胃腸炎という、特に冬によく流行る胃腸炎にかかっても重くならないように予防します。
ロタウイルス胃腸炎にかかるとお熱がでたり、嘔吐や白い下痢がみられます。
生後まもない赤ちゃんがかかると入院することも多く、それを予防します。
このワクチンは経口(飲む)ワクチンです。
ワクチン接種後の注意点として腸重積というものがあります。
飲んだあと約1週間程度は、嘔吐がつづく、すごく機嫌が悪くなったりぐったり、を繰り返す、血便(イチゴジャムみないた便)がでる、など、滅多に起こりませんが、念のため注意だけしておいて下さい。当日、看護師から直接詳しく説明いたします。
このワクチンに関してはロタリックス(1価)、ロタテック(5価)の2種類ワクチンがあります。
ロタリックス (1価) |
ロタテック (5価) |
|
---|---|---|
含有するウイルス株 | 1種 | 5種 |
接種時期 | 生後6~24週 | 生後6~32週 |
接種回数 | 2回 | 3回 |
他のワクチンと同時接種が基本となるため、受診回数は変わりません。
無料で接種出来る今となっては、値段の差もありません。
1種類のものも、ロタウイルス同士はある程度は似ている特徴を持っているため、5種類のものと同等に効くという報告があります。
ただし、理屈上は5種類のロタウイルスの成分が入っているワクチンの方が有利な可能性はあり、小児科医の家族は、比較的ロタテックを飲んでいる傾向があります。
ロタテック(5価 3回のもの)を選ばれる方が多いですが、当院でどちらでも接種可能です。悩む方はご相談ください。
どちらかを開始すれば、途中での変更は出来ませんので、ご注意ください。
肺に感染して起こる肺結核が多く、おもに高齢者が発症する病気です。赤ちゃんがかかると死亡したり後遺症が残ることがあるため、ワクチンで予防します。結核の発症予防にも、重症化予防にも有効です。世界からみても、日本はまだまだ結核大国といわれ毎年1万人以上の患者が新たに発症する病気です。
ただ、免疫不全のお子さんに接種すると良くない為、生後数か月の間かかりつけ医が免疫不全を疑う兆候がないかを判断した上で、接種判断し、生後5か月での接種が日本標準です。
尼崎市では、生後5-8か月未満の接種が望まれます。1歳を超えると有料となり、効果のほどとしても若干接種推奨度が下がります。乳児期の重症化予防の価値は特に高いですので、生後5か月になればお早めに接種ください。
コッホ現象という注意点がありますが、当日看護師から、写真を見せながら注意点を説明し、気になる症状があれば責任を持って対応致します。偽コッホという、安心していただける、問題のない決着がとても多いですが、少しでも気になる点はご相談ください。
尚、生後5か月ですので、離乳食相談もとても多いです。アレルギーがもし起こってしまった際の対応、起こりにくくする方法などもお伝えしておりますので、お気軽にご相談下さい。
麻疹(はしか)は発熱後3~4日して全身に赤いブツブツが現れ、高熱も続きます。非常に感染力が強く、大人も子どもも重症化しやすいです。昔は、命定めととも言われ、「麻疹にかかって生き残った子を育てる」という時代もありました(今はかかっても、多少なり病院でやれることはあります)。かかってしまうと、数カ月間もの間、免疫力が下がり、他の感染症にもかかりやすくなります。有効な治療はなく、10年後に重い症状が出ることもあります。
風疹は、特に妊婦さんがかかると胎児に感染し、先天性風疹症候群という障害のある赤ちゃんが生まれる可能性があります(妊娠1か月でかかると、50%以上で起こるとされています)。また、一部血小板減少性紫斑病や急性脳炎などを引き起こすこともあります。風疹にかかった場合の風疹自体に有効な治療はありません。特に妊婦さんにうつさずすむよう、妊娠計画が進む前にご家族で予防しましょう。
圧倒的にメリットがデメリットを上回るワクチンですので、是非1歳になれば早めに接種ください。年長さんの間、という1年間だけ無料で接種出来る2回目も、今のお子さんは接種出来ますので、是非接種ください(2回目接種は昔はありませんでしたが、2回目も定期接種となったおかげで、先天性風疹症候群のお子さんも減っております)。
成人の方で、2回接種されていない方は任意接種ですが相談可能です。院長や家族は2回目接種をしております。
みずぼうそうは感染力が強く、集団生活での流行が多く診られます。通常は水ぶくれやかゆみなどの皮膚症状、発熱などの軽い症状ですむことが多いですが、傷あとが残ってしまったり急性脳炎になったりすることもあります。
100%の発症予防までには至りませんが、2回接種の方が1回接種より効果が高く、かかっても熱が出なかったりブツブツもすくなかったり、命に係わる重症化だけでなく、かかってしまった際の症状もかなり軽くなります。
稀に接種1週間後程度に微熱やブツブツが出ることがありますが、副作用は少ない方です。
また水痘ワクチンを接種していない大人や、妊婦さん、免疫が弱い持病をお持ちの方(糖尿病の管理が不十分だったり、抗癌剤治療中などなど)がかかると、胎児に後遺症が残ったり、とても重症化することもあります。今は糖尿病や癌の方も多いですので、強烈な感染力を持つ水痘のせいで、大切なご家族が重症にならないよう、是非予防ください。
1歳と、その半年後の接種が標準的です(海外にいく前だったり、身近に誰かがかかったりして、2回目を早めることも出来ます)。
3歳になると、公費での無料接種が出来なくなりますので、お早めに接種ください。
ご自身、ご家族のメリットと、デメリットでトータルで見ると、メリットの方がかなり大きいです。
日本脳炎ウイルスに感染したブタの血液を吸った蚊が人を刺すことで感染する病気で、人から人への感染はありません。感染することは少ないですが、発症してしまうと20-30%は命を落とし、30-50%は脳の後遺症が残してしまうため、ワクチンで予防します。有効な治療はありません。
ワクチン接種されていない方を中心に、定期的に発生しますが、今の時代、蚊もどこから電車などで移動してくるか分からない為、予防のメリットはあります。
また九州地方の豚は80%ほどが日本脳炎罹患歴があるとされ、日本(尼崎含む)の標準接種は3歳からですが、実家が九州などそれまでに九州に行く予定がある場合など、当院でも必要に応じて6ヶ月から接種は可能です(何十名かは実際に3歳未満で日本脳炎ワクチン接種されております)。
3歳になり次第、蚊が増える時期の前に接種ください。
\キャッチアップ制度/(接種機会を逃した方に、無料で接種出来る制度)
接種漏れの方に、無料で接種出来る制度があるため、接種漏れがある方もご相談ください。
2005年5月30日から2009年度にかけて実施された日本脳炎ワクチンの積極的歓奨の差し控えにより接種を受ける機会を逸した方(1996年4月2日から2007年4月1日までの間に生まれた方)で20歳未満の方は特殊対象者とされています。
HPV(ヒトパピローマウイルス)は多くの人が感染するありふれたウイルスです。多くの場合は自然に排除されますが、一部は感染が持続して子宮頚がんを発症するとされています。
子宮頸癌では、年間3000人以上が亡くなっております。(20~50代女性が多く、お子様・ご家庭への影響も甚大です)
また子宮頸癌で妊娠出来なくなる方も毎年12000人ほどおられます。
世界中で接種され、有効性・安全性が証明されております。
日本でも定期接種として積極的推奨が再開されました。
数少ない、予防できる癌です。
ワクチンを専門とする医師の身内はどんどん接種しております。
ワクチンを接種し、感染を防ぎましょう。
ワクチンは2価(サーバリックス)、4価(ガーダシル)、9価(シルガード9)の3種類あり、2023年4月から9価のワクチンも公費の定期接種対象になりました。現在は9価のシルガード9を接種する方が大半です。
日本人の副作用、その後の情報が出ましたので、以前話題になった副作用についてや、接種間隔、どのワクチンを選ぶかなど、何でもご相談下さい。
\キャッチアップ制度/(接種機会を逃した方に、無料で接種出来る制度)
接種漏れの方に、無料で接種出来る制度があるため、接種漏れがある方もご相談ください。
積極的勧奨の差し控えにより接種を受ける機会を逸した方(1997年4月2日から2006年4月1日までに生まれた女性の方)で、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方に対して公平な接種機会を確保するため、2022年4月~2025年3月までの3年間接種できるようになりました。現在、ワクチンの種類も増えて、接種間隔など迷うことがあれば、相談してください。
キャッチアップ制度 終了間近!!
HPVワクチンの公費での接種期限が迫っています!!
本来の標準的スケジュールでは2024年9月末までに、1回目接種が必要でしたが、
尼崎市では、個別に最短スケジュールで接種日程調整しても定期接種(無料での接種)可能となりました。
1回目を最終11月27日まで程度に接種開始できれば、2025年3月までに接種完了ができる可能性が残ります。後になればなるほど、日程制限が強くなるので、1回目はなるべく早めに接種ください。
予防接種は予約制になります。全ての診療日でワクチン接種可能ですので、ホームページ、またはお電話(TEL:06-6415-8725)にてご予約ください。
★子宮頸がんワクチン3回完了までの最短スケジュール★
1回目…11月中旬頃までに
2回目…1回目接種から1カ月後
3回目…2回目接種から3カ月後
例)
標準:1回目接種(9月末)→2回目接種(12月末)→3回目接種(3月末)
最短:1回目接種(11/25など)→2回目接種(12/27など)→3回目接種(3/28など)
※ただし、スケジュールが迫っておりますので以下の点は注意の上、スケジュールの管理、早めのご予約をお願い致します。
※当院では13歳~高校1年生(満16歳以上を除く)のお子様が1人で接種される場合は保護者同意書が必要となります。同意書お読みいただき、署名をして接種当日に持参していただきますようお願い致します。同意書がない場合は接種できませんのでご了承ください。保護者の方が同伴の場合は同意書は必要ありません。
1歳~(1歳と、年長さんの2回が標準的) 自費
おたふくかぜにかかると、発熱や耳の下が腫れるなどに加えて、二度と戻らない難聴(耳の聞こえが悪くなる)を引き起こす可能性があります。無菌性髄膜炎、精巣炎、卵巣炎となることもあり、不妊の原因としても有名です。有効な治療はありません。
副作用で、自然感染に比べると少ない確率で急性脳炎を発症することがあるとはされており、有料接種でもあり、全てを理解した上で接種をしない選択をされる方はおられます。しかし、自然感染は今もある程度あり、特に流行した場合はワクチンを接種していない人が中心にかかってしまいますので、またワクチンが無かった時代に罹患していて生まれつきではない難聴が残ってしまった方も多いですので、現状メリットの方がかなり上回ってはいると考えます。悩む方はご相談ください。ただ、なるべく接種していただくメリットは十分あると小児科専門医、ワクチン医の立場としては考えております。
接種しやすいよう比較的値段も抑えましたので、是非お子さんの健康のため、ご検討ください。
小学校入学前の任意接種ワクチン
0歳、1歳で4種混合ワクチンを4回接種しますが、特に百日咳においては、小学校入学前には抗体(免疫)が減り、百日咳にかかりやすくなっていることが分かってきました。日本では、百日咳は小学生が、他の年代よりかなり多いです。
海外では、4.5歳ころに定期接種として3種混合ワクチンを追加接種されている国も多いです。現状、日本では任意接種ではあり、ムンプスワクチンと比べて接種されている方はまだまだ少数ですが、体に対してはおすすめのワクチンではあります。
小学校入学前の任意接種ワクチン
ポリオ抗体(免疫)も5-7歳程度で低下してくることが指摘されており、3種混合ワクチン同様に、日本小児科学会において、小学校入学前に接種することが推奨されております。
現状、日本では任意接種ではあり、ムンプスワクチンと比べて接種されている方はまだまだ少数ですが、体に対してはおすすめのワクチンではあります。
4種混合ワクチンワクチン5回目として、小学校入学前追加接種は現状出来ず、3種混合ワクチンとポリオワクチンを別個に接種することにはなります。
小児の定期接種ワクチン(尼崎市に住民票のある方や、他市から実施依頼書などがある場合)は無料です。
高齢者の定期接種ワクチン(高齢者肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチン)は以下をご参照ください。
新型コロナワクチンは2024年3月31日までは無料で、それ以降は国の発表待ちです。
※価格は全て税込み価格です
年齢 | 接種回数 | 価格 |
---|---|---|
生後6か月~13歳未満 | 2回 (2週~4週 あけて接種) | 1回あたり 3,000円 |
13歳~64歳 | 1回 | 3,000円 |
65歳以上(尼崎市民) | 1回 | 1,500円 |
65歳以上(阪神間6市1町) | 1回 | 1,500円 |
65歳以上(上記以外の他市) | 1回 | 3,000円 |
妊婦さんなど (通常の3,000円ワクチンも使用可) ※チメロサールフリーインフルエンザワクチンの場合 詳しくはこちらをご覧ください |
1回 | 3,500円 |
フルミスト(鼻からのインフルエンザワクチン) 詳しくはこちらをご覧ください | 1回 | 8,500円 |
おたふくかぜワクチン(乳幼児、小児) | 税込み 5,000円 |
---|---|
おたふくかぜワクチン(成人) | 税込み 7,500円 |
MR(麻疹・風しん混合) ワクチン | 税込み 8,500円 |
麻疹(はしか)ワクチン | 税込み 7,500円 |
風しんワクチン | 税込み 7,500円 |
3種混合ワクチン | 税込み 6,000円 |
不活化ポリオワクチン | 税込み 9,500円 |
4種混合ワクチン | 税込み 11,000円 |
2種混合ワクチン | 税込み 5,000円 |
BCG | 税込み 9,000円 |
日本脳炎ワクチン | 税込み 8,000円 |
B型肝炎ワクチン(10歳未満) | 税込み 7,000円 |
B型肝炎ワクチン(10歳以上) | 税込み 7,000円 |
水痘ワクチン | 税込み 8,500円 |
帯状疱疹ワクチン (シングリックス) | 税込み 21,000円 |
HIb(ヒブ)ワクチン | 税込み 8,000円 |
小児肺炎球菌ワクチン | 税込み 12,000円 |
高齢者肺炎球菌ワクチン | 税込み 10,000円 |
シルガード9 (9価子宮頸がんワクチン) | 税込み 27,000円 |
ガーダシル (4価子宮頸がんワクチン) | 税込み 16,000円 |
サーバリックス (2価子宮頸がんワクチン) | 税込み 16,000円 |
髄膜炎菌ワクチン | 税込み 25,000円 |
A型肝炎ワクチン | 税込み 9,000円 |
森下小児科アレルギー科